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冷凍フライの揚げ方で失敗しない方法って?【原因と対策はこれ!】

冷凍フライ_揚げ方

冷凍フライの上手な揚げ方をみなさんは知っていますか?

冷凍フライは、エビや豚肉をスーパーで買ってきて、1から味付けして、調理していくよりも手軽で便利ですが、美味しくなる揚げ方を知らない人は意外と多いです。下ごしらえから調理していく場合と、注意点が共通している部分も多いですが、実は、冷凍フライならではのコツがあるのです。

では、冷凍フライをうまく揚げられなくて困っている人のために、冷凍フライの調理が失敗してしまう原因と対策、人気の冷凍コロッケや冷凍トンカツ、冷凍ポテトなどを美味しく揚げる方法を紹介していきます。

冷凍食品をで失敗してしまう原因と対策方法

冷凍食品で失敗してしまう原因と対策方法

冷凍した食品を揚げるときに失敗してしまう原因はさまざまものがありますが、その1つが「解凍してから揚げる」ことです。

冷凍したものを解凍するときに、ドリップという液体が流れてしまうので、味や風味が失われます。また、形がくずれやすくなり、中の具が飛び出したり、油がはねて危険です。

そのうえ、油を必要以上に吸収しすぎて油っこくなってしまいます。

対策は単純で、冷凍のままで揚げることです。解凍することなく揚げることで、先述のデメリットを回避できます。1度に大量に入れすぎることも失敗する原因の1つです。

1度に大量に入れてしまうと、油の温度が下がるので仕上がりが悪くなります。カラッと揚げることができず、食感が悪くなってしまうのです。

対策は、まず、1度に入れる量は油の表面積の3分の1を目安にし、温度を保ちながら上げることです。適切な温度は、食材によって変わります。

揚げているときに必要以上にさわってしまうことも失敗する原因です。

揚げ物がなかなかうまくできない人の中には、調理中にやたらとさわっていることが多いです。

全体にしっかり熱をとおそうと、動かしてしまう気持ちはわかりますが、むしろ逆効果になります。

さわりすぎると衣がはがれてしまい、食材が台無しになってしまうので気をつけましょう。

対策は、揚げはじめの最初の1分~3分くらいは絶対にさわらないようにしましょう。その後も、仕上がり具合を確認するため以外は、極力さわらないようにしてください。

ちなみに、油の温度は主に低温(160℃~170℃)中温(170℃~180℃)高温(180℃~190℃)に分けられ、温度が今どれくらいなのか?を判断するには、油の中に菜箸を入れて確認する方法があります。

菜箸を入れて、泡がゆっくりと上がってくるなら低温、泡がすぐにシュワシュワッと上がってくるなら中温、大きな泡が大量に勢いよく上がってくるなら高温、というふうに判断します。

冷凍コロッケの揚げ方

【冷凍コロッケを美味しく揚げる手順】
① 油をコロッケが隠れるくらい入れる。温度は180℃が目安。
② 冷凍したままのコロッケを1個ずつ入れる。1回で揚げる数は2~3個が目安。
③ 揚げはじめの1分は絶対さわらない。
④ コロッケらしい色になり、浮いてきたら完成。
※揚げる時間は、およそ4~5分

冷凍コロッケの失敗しない揚げ方のコツは、油の量と温度ですが、特に油の温度が重要で、180℃~190℃が目安です。少し高すぎるのでは・・・?、と感じる人もいると思いますが、美味しくコロッケを揚げるには必要な温度になります。

また、冷凍コロッケを破裂させない揚げ方として、内側と外側の温度差をなくす方法があります。

冷凍食品にはよくあることですが、外側よりも内側から先に熱がとおってしまい、内側から水分が出はじめ、外側を破ってしまうのです。

対策としては、レンジで軽く解凍しておくと、内側と外側の温度差をなくすことができます。

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冷凍アジフライの揚げ方

【冷凍アジフライを揚げる手順】
① アジフライを冷凍のままフライパンにのせる。
② 油をアジフライにめがけてかけ、つかるくらいまでになったら火をつけ、強火にする。
③ 温度が高くなったら中火にし、1分ほど加熱する。
④ 油の泡が小さくなったら裏返しにする。
⑤ 両面にキツネ色がついたら強火でサッと揚げる。
※揚げる時間は、およそ10分

冷凍アジフライの失敗しない揚げ方のコツは、先にフライパンにアジフライをならべてから油をかけ、火をつけることです。この方法であれば、油の温度が上がっていくにつれて解凍もされていくので、爆発したり、油がはねたりすることがないのです。

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冷凍トンカツの揚げ方

冷凍トンカツの揚げ方


【冷凍トンカツを揚げる手順】
① 深めのフライパンか鍋に、トンカツが半分つかるほど油を入れてから、冷凍トンカツを入れる。
② 中火でゆっくり揚げていく。
③ 片方がキツネ色になったらひっくり返す。
④ 火加減は中火のままで、同じようにゆっくり揚げていく。
⑤ 最後に、火加減をやや弱めの強火にしてサッと揚げる。
※揚げる時間は、およそ10分~15分

冷凍トンカツの失敗しない揚げ方のコツは、油を入れる→冷凍トンカツを入れる→中火でじっくり加熱していく、の順番で調理すると、温度がゆっくり上がっていくので内側もしっかり火がとおります。

フライパンや鍋の底にトンカツがくっついてしまう場合は、キッチンペーパーを敷いてみてください。くっつきやすさが軽減されます。

また、冷凍トンカツに氷が張っているようなら、油はねを防ぐために蓋をしてください。

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冷凍ポテトの揚げ方

冷凍ポテトの揚げ方


【冷凍ポテトを揚げる手順】
① 鍋に油を入れ、温度を180℃にする。
② 冷凍ポテトを入れ、やや強めの中火にする。
③ 菜箸を使って、キツネ色に変わるまでかき混ぜる。
④ 水分が抜け、ポテトの端がキツネ色になるまで待つ。
※揚げる時間は、およそ3分~5分

冷凍ポテトの失敗しない揚げ方のコツは、ポテトを揚げているあいだはその場を離れず、かき混ぜ続けること、1度に大量の冷凍ポテトを入れないことです。先述のとおり、大量に入れてしまうと油の温度が下がってしまい、仕上がりが悪くなってしまうので気をつけましょう。

また、フライパンを使う場合、冷凍ポテトに氷がついていたりすると油がはねて危険なので、調理の前に、フライパンでポテトを熱して氷を溶かし、水分をあらかじめ軽く取りのぞいておくと安全です。

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唐揚げの揚げ方

【冷凍した唐揚げを揚げる手順】
① 冷凍した唐揚げを鍋に入れ、唐揚げが半分ほどつかるくらいまで油を入れる。
② 火をつけ、中火にする。
③ 火が鍋からズレないように大きさを調節する。
④ 4分ほど経過したら唐揚げを1つずつ裏返す。
⑤ 裏返してから2分ほど待つ。
※揚げる時間は、およそ6分

冷凍した唐揚げの失敗しない揚げ方のコツは、油の温度に気をつけ、冷凍のまま揚げることです。

油の温度は170℃~180℃が目安です。温度が低すぎると唐揚げが爆発してしまうこともあるので注意しましょう。

1度に入れる量も、油の温度を下げない程度にしてください。

お店のための 鶏もも唐揚げ 1kgお店のための 鶏もも唐揚げ 1kg

エビフライの揚げ方

エビフライの揚げ方


【冷凍したエビフライを揚げる手順】
① 鍋に油を入れる。目安は鍋の深さの2/3くらいまで。
② 火をつけ、油の温度を170℃~180℃まで上げる。
③ 冷凍したエビフライを3~5個入れる。
④ 3分ほど揚げる(3分の内、2分間はさわらない)
⑤ 揚げかすをこまめに取っていく。
⑥ 最後にエビフライを菜箸で回す。
※揚げる時間は、およそ3分~5分

冷凍したエビフライの失敗しない揚げ方のコツは、他の揚げ物と同様、解凍しないこと、温度に気をつけて1度に大量に入れすぎないことです。

また、大きさにもよりますが、エビフライを油に入れるときは、直前まで冷凍庫に入れておいてください。

エビフライに霜が降りている場合、油はねが心配なので、削っておくと安心です。

ロイヤルシェフ 冷凍エビフライ(2L)10尾ロイヤルシェフ 冷凍エビフライ(2L)10尾

変わり種:ポップコーンシュリンプ

【冷凍したポップコーンシュリンプの揚げる手順】
① 鍋に油を入れる。量はポップコーンシュリンプが浮く程度が目安。
② 火の加減は中弱火で、油の温度を170℃まで上げてから冷凍したポップコーンシュリンプ入れる。
③ 2分~2分30秒ほど揚げる。
④ 揚げかすをこまめに取っていく。
⑤ 最後に軽く菜箸で回す。

ポップコーンシュリンプの失敗しない揚げ方のコツは、火の加減に気をつけることです。ポップコーンシュリンプは1つ1つが小さいので、高すぎる温度で揚げてしまうと、中まで火がとおらないままキツネ色になってしまいます。

外側はカリッとしていても、中は冷たいままなので注意してください。

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まとめ

冷凍フライの揚げ方のコツは、商品によって少しちがいはありますが、おおむね気をつける点は同じです。

以下に内容をまとめると、

  • 味や風味を維持し、形くずれや油がはねることを防ぐために、解凍せずに冷凍のままで揚げる。
  • 油の温度が下がってしまわないように、食材を入れる量をおさえて何回かに分けて揚げる。
  • 衣が破れてしまうことを避けるために、食材を油に入れてからの最初の1分~3分は絶対にさわらない。

特に、最後の内容は、揚げ物の調理が苦手な人がやりがちな失敗なので気をつけましょう。

冷凍フライは、お弁当や急いで食事を用意しなければならないときなどに、サッと揚げることができるので非常に手軽です。

また、冷凍されているので長く保存できるため、買い置きにも向いています。

現在は、さまざまメーカーからたくさんの冷凍食品が販売されているので、日々の料理に便利に使っていきましょう。


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